ブログ
Blog
ブログ
Blog

「親知らずを抜かなければいけないとわかっているのに、怖くて踏み出せない」
そんな方は、決して少なくありません。
歯科治療への恐怖心は、多くの患者さんが抱える切実な悩みです。注射針が怖い、口の中に器具が入るとえづいてしまう、過去の治療がトラウマになっている……。こうした理由から、親知らずを放置してしまい、痛みや腫れを繰り返している方もいらっしゃいます。
そこで今回は、「眠っている間に親知らずを抜く」静脈内鎮静法について、口腔外科の立場から詳しく解説します。費用の相場、治療の流れ、安全性、どんな方に向いているのか——気になるポイントをすべてお伝えします。
東京新橋歯科口腔外科
静脈内鎮静法のご希望・ご質問はお気軽にご相談ください
歯科麻酔学会認定医が在籍し、静脈内鎮静法による親知らず抜歯に対応しています。費用・当日の流れ・お体の状態による適応については、個別にご相談いただくことができます。週7日診療。
月〜日・週7日 10:00〜13:00 / 14:00〜17:00 | 新橋駅徒歩5分・汐留駅徒歩6分・内幸町駅徒歩8分

静脈内鎮静法とは、点滴から静脈に「鎮静薬」を注入することで、持続的にリラックスした状態をつくりだす麻酔法です。
全身麻酔とは異なり、意識が完全になくなるわけではありません。呼びかけにはある程度反応でき、自発呼吸も保たれています。しかし患者さんの感覚としては「気づいたら終わっていた」という体験になることがほとんどです。
この治療法には「健忘効果」があります。
鎮静薬の作用により、処置中の記憶がほとんど残りません。そのため、「怖い思いをした」「つらかった」というトラウマが生じにくいのが大きな特徴です。
歯科で使われる鎮静法には、笑気ガスを吸入する「笑気吸入鎮静法」もあります。静脈内鎮静法はこれよりも鎮静効果が高く、より深いリラックス状態をつくることができます。患者さんの希望に合わせて、うとうとした状態からぐっすり眠った状態まで、鎮静の程度を細かく調整できる点も大きな利点です。
全身麻酔は呼吸も麻痺するため、気管内挿管や人工呼吸の管理が必要です。入院も必要になります。一方、静脈内鎮静法は自発呼吸が維持されるため、日帰りで処置を受けることができます。複数本の親知らずを一度に抜く場合でも、大学病院や総合病院のように入院する必要がありません。

静脈内鎮静法は、リラックスして抜歯を受けたいすべての患者さんに適した方法ですが、特に以下のような方に強くお勧めします。
歯茎への注射に強い恐怖心がある方は少なくありません。
静脈内鎮静法を行うと、うとうとした状態で局所麻酔を受けることができます。歯科治療にトラウマがある方、過換気になったことがある方、パニック障害をお持ちの方にも適応できます。恐怖心から長年抜歯を先延ばしにしてきた方が、静脈内鎮静法によって初めて治療を受けられたというケースは非常に多いです。
口の中に器具が入ると反射的にえづいてしまう「嘔吐反射」は、本人の意志でコントロールすることが難しい反応です。
親知らずは口の奥に位置するため、嘔吐反射が強い方では処置中に何度もえづいてしまい、抜歯に時間がかかるだけでなく、場合によっては抜歯自体が困難になることもあります。静脈内鎮静法は嘔吐反射を抑制する効果があるため、より安全かつ快適に処置を受けていただけます。
「4本まとめて抜いてしまいたい」というご要望はよくいただきます。
大学病院や総合病院では、複数本の親知らずを同時に抜く場合、全身麻酔下での入院が必要になります。しかし静脈内鎮静法であれば、日帰りで複数本の抜歯が可能です。忙しいビジネスパーソンや育児中の方にとって、入院なしで済む点は大きなメリットです。
高血圧、心疾患、脳梗塞・脳出血の既往、不整脈、心筋症、甲状腺疾患、糖尿病などの基礎疾患がある方にも、静脈内鎮静法は特に有効です。
通常の局所麻酔だけで抜歯を行うと、緊張や痛みによって血圧が急上昇したり、心臓に負担がかかったりするリスクがあります。静脈内鎮静法ではリラックスした状態が維持されるため、血圧や心拍数が安定し、身体的に安全な状態で処置を受けることができます。処置中は歯科麻酔科医が血圧・脈拍・経皮的動脈血酸素飽和度を常時モニタリングし、状態に応じて適切に対応します。
東京新橋歯科口腔外科では、厚生労働省が認可する日本歯科専門医機構の「歯科麻酔専門医」または「歯科麻酔認定医」が静脈内鎮静法を担当します。
歯科麻酔専門医とは、日本歯科麻酔学会の認定医試験に合格した後、さらに全身麻酔や静脈内鎮静の豊富な経験を積み、学会発表・論文執筆を経て、筆記試験と口頭試問に合格した場合にのみ与えられる資格です。
全国の歯科医師数は約10万5,267人(令和4年統計)であるのに対し、歯科麻酔専門医として登録されているのは全国でわずか約400名。きわめて希少な専門資格です。
当院では、抜歯を担当する口腔外科医と、静脈内鎮静法を担当する歯科麻酔医の二人体制で処置を行います。
一人の歯科医師が麻酔と抜歯を同時に担当するクリニックも存在しますが、それでは安全管理に限界があります。専任の歯科麻酔医が患者さんの全身状態を専門的に管理しながら、口腔外科医が抜歯に集中できる体制は、安全性の面で大きな優位性があります。
点滴から投与するのは鎮静薬だけではありません。
抗生物質・鎮痛薬・ステロイドも同時に投与します。これにより、術後の感染リスクを低減し、腫れや痛みを最小限に抑えることができます。内服薬と比べて静脈内投与は吸収が速く、より高い効果が期待できます。
静脈内鎮静法を担当するのは、河端和音医師と大野久美子医師です。
河端医師は歯学博士であり、日本歯科麻酔学会認定医・専門医、日本口腔顔面痛学会認定医・専門医、日本いたみ財団いたみ専門医の資格を保有しています。九州歯科大学大学院修了後、昭和大学江東豊洲病院麻酔科での勤務経験を持ち、東京・神奈川・埼玉・千葉をはじめ全国各地の病院やクリニックで麻酔に従事してきた経験豊富な専門医です。大野医師は日本歯科麻酔学会認定医の資格を保有しています。
当院の静脈内鎮静法について
費用・当日の注意事項は治療ページでご確認いただけます
お体の状態や服用中のお薬によって適応の有無が異なります。ご自身に合った治療かどうかは、ご来院時のカウンセリングでご確認いただけます。

静脈内鎮静法を希望される方は、まず初診時にご相談ください。
食事制限などの注意事項があるため、初診当日は問診と説明のみとなります。専用の問診票に記入していただき、歯科麻酔科医が患者さんの全身状態を詳しく把握します。持病や服用中のお薬についても、この段階でしっかりお伝えください。
当日はまず、体調と絶食・絶飲の確認を行います。
直前に飲食があった場合は処置を中止することがあります。その後、血圧計とパルスオキシメータ(血中酸素濃度を測定する機器)を装着し、バイタルサインを確認します。必要に応じて心電図計も装着します。
仰向けになり、点滴の注射を行います。
鼻にカニューレを装着して酸素を投与しながら、鎮静薬を点滴から少しずつ注入します。すぐにうとうとし始め、リラックスした状態になります。患者さんの希望に合わせて、うとうとした状態からぐっすり眠った状態まで、鎮静の程度を調整することができます。
うとうとした状態になったところで、口の中の歯茎に局所麻酔を行い、抜歯を開始します。
患者さんは眠っているような状態のため、局所麻酔の注射の痛みもほとんど感じません。歯科麻酔科医はバイタルサインと手術の進捗状況を常に確認しながら、鎮静薬の量を細かく調節します。点滴からは抗生物質や鎮痛薬も同時に投与します。
抜歯が終わると鎮静薬の投与も終了し、少しずつ目が覚めてきます。
個人差はありますが、30分ほど院内で休憩していただいた後、帰宅となります。当日は自動車・自転車などの運転はできません。付き添いの方と一緒にお越しいただくか、公共交通機関をご利用ください。
静脈内鎮静法の費用は、保険適用か自費診療かによって大きく異なります。
保険が適用される場合(歯科治療恐怖症や異常絞扼反射などの病名がつく場合)は、3割負担で2,500円〜3,000円程度です。一方、自費診療の場合は50,000円前後が一般的な相場とされています。
親知らず抜歯と静脈内鎮静法をセットで受ける場合の費用は、抜歯本数によって異なります。他院の事例では、1本抜歯+静脈内鎮静で121,000円、2本で165,000円、3本で209,000円、4本で253,000円という料金設定も見られます。また、別の医院では静脈内鎮静の麻酔料として22,000円〜33,000円(45〜75分)という設定もあります。
東京新橋歯科口腔外科の静脈内鎮静法は自費診療となります。
具体的な料金はクリニックへ直接お問い合わせください。年間の医療費が10万円を超える場合は、確定申告時に医療費控除を申請することで税負担を軽減できる場合がありますので、詳しくは税理士などの専門家にご相談ください。
静脈内鎮静法に保険が適用されるのは、「歯科治療恐怖症」や「異常絞扼反射(嘔吐反射が病的に強い状態)」といった病名がつく場合です。
単純に「リラックスして治療を受けたい」という理由では保険適用外となります。ご自身の状態が保険適用の対象かどうかは、初診時に担当医にご相談ください。

「眠らせる薬を使うのは怖い」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
静脈内鎮静法は、内視鏡検査などでも広く使われている安全性の高い手技です。全身麻酔とは異なり自発呼吸が維持されるため、呼吸管理のための気管内挿管は不要です。
処置中は専任の歯科麻酔科医が血圧・脈拍・経皮的動脈血酸素飽和度を常時モニタリングし、患者さんの状態に応じて鎮静薬の量をリアルタイムで調整します。急な体調変化にも即座に対応できる体制が整っています。
日本歯科麻酔学会は「歯科診療における静脈内鎮静法ガイドライン」を策定しており、術前の全身状態評価、術中のモニタリング、術後の回復判定まで、安全管理の基準が明確に定められています。東京新橋歯科口腔外科では、このガイドラインに準拠した安全な医療を提供しています。
「初めての親知らず抜歯で緊張していましたが、気づいたら終わっていました」「抜歯後の経過もよく、思ったより腫れませんでした」「スタッフの対応が丁寧で、待ち時間もほとんどありませんでした」——東京新橋歯科口腔外科は143件の口コミで評価4.89(2026年2月時点)を獲得しており、多くの患者さんから高い評価をいただいています。
複数本の親知らずを抜く場合、大学病院や総合病院では全身麻酔下での入院が必要です。
初診時には紹介状が必要で、紹介状作成費用として3,000円程度がかかります。また、初診料も一般の歯科医院より高く設定されています。高度な医療設備と経験豊富な医師が揃っている点は大きな強みですが、入院の手配や仕事・家事の調整が必要になるという現実的な負担もあります。
東京新橋歯科口腔外科では、静脈内鎮静法下で日帰りの複数本抜歯が可能です。入院不要で、忙しいビジネスパーソンや子育て中の方でも無理なく治療を受けていただけます。
東京新橋歯科口腔外科は東京都港区新橋に位置し、新橋駅から徒歩5分です。
土日も診療しており、初診当日の抜歯も可能です。平日に時間が取りにくい方でも通いやすい立地と診療体制を整えています。
静脈内鎮静法は、歯科治療への恐怖心が強い方、嘔吐反射が強い方、複数本を一度に抜きたい方、基礎疾患をお持ちの方に特に有効な選択肢です。
眠っている間に処置が終わるため、「怖かった」という記憶が残りにくく、次回以降の治療へのハードルも下がります。全身麻酔のような入院は不要で、日帰りで受けられる点も大きなメリットです。
費用は自費診療となりますが、術後の痛みや腫れを最小限に抑える薬剤も同時に投与されるため、術後の回復もスムーズです。医療費控除の対象となる場合もありますので、確定申告時にご確認ください。
「親知らずを抜かなければと思いつつ、怖くて先延ばしにしてきた」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
歯科麻酔専門医と口腔外科医の二人体制で、安全・安心な抜歯をサポートします。
東京新橋歯科口腔外科 静脈内鎮静法の詳細・ご予約はこちらからどうぞ。24時間WEB受付に対応しています。
関連コラム
東京新橋歯科口腔外科
静脈内鎮静法による親知らず抜歯のご相談はこちら
歯科麻酔学会認定医が対応。「自分に向いているか」「費用はいくらか」など、まずはカウンセリングでご確認いただけます。週7日・10〜17時診療。新橋駅から徒歩5分です。
月〜日・週7日 10:00〜13:00 / 14:00〜17:00 | 新橋駅徒歩5分・汐留駅徒歩6分・内幸町駅徒歩8分